教育現場、学習環境の変化
国の主導するGIGAスクール構想によって、一人一端末を持つことが標準化しつつある中で、かつて子どもたちが使っていた紙教材にも変革の波が押し寄せています。特に、コロナ禍という大きな外圧は変化をさらに加速させることになりました。このような中で、教材を幅広く取り扱っている文溪堂さまより、タブレット学習に対応したデジタルコンテンツを作成したいというご相談がありました。
弊社では文溪堂さまと協力して算数系のアプリをリリースしていた実績があり、さまざまにご要望をいただく中で、実現可能な形を共に模索し、開発、制作をしています。
弊社では文溪堂さまと協力して算数系のアプリをリリースしていた実績があり、さまざまにご要望をいただく中で、実現可能な形を共に模索し、開発、制作をしています。
ユーザビリティに配慮したウェブアプリとして開発
標準配布される端末すべてで問題なく動くアプリというのが必須条件でしたので、インストール不要のブラウザで動くウェブアプリとして作成しています。3問を1ブロックとして、繰り返し解いても飽きずに学習できるアプリを目指し、繰り返しを行う際には、各種操作がストレスにならない入力方法を検討、試行し、ユーザビリティの向上を図っています。また、ある程度できてきたところで特定の学校や先生に対してモニタリングを行い、その結果を収集することで今後の問題作成に役立てています。さらに、以前の算数アプリのノウハウも生かして中学数学に出てくる数学記号も含めた「数学的表現を正確に行うこと」にも注力しました。
さまざまな段階の生徒が幅広く計算演習できるウェブアプリ
6学年分のバリエーション問題が収録されており、文溪堂様からのご要望で難易度選択も導入し、前学年からの復習が必要な習熟度から応用を含むものまで、幅広い生徒に対してやりごたえのあるアプリとなったと思います。
最初は計算問題を中心としたアプリでしたが、そのアプリを流用し図形問題も解けるようにアップグレードも行いました。集中力を切らさないよう3問で1セットとしているため、隙間時間にも取り組めるものになっています。
以上により、さまざまな問題を幅広く、集中して演習できるアプリとなりました。
最初は計算問題を中心としたアプリでしたが、そのアプリを流用し図形問題も解けるようにアップグレードも行いました。集中力を切らさないよう3問で1セットとしているため、隙間時間にも取り組めるものになっています。
以上により、さまざまな問題を幅広く、集中して演習できるアプリとなりました。
お客様の声
正式なリリースは2024年からのため、エンドユーザーである生徒や教師からの評価はこれからとなりますが、この仕組みを応用した別の算数アプリも完成しています。これら、一定のご評価をいただきつつ、さらなるアップグレードのご相談もいただいています。