重点活動報告 環境保全活動

サンメッセでは、あらゆる製造・物流工程、そして営業・事務活動も含めた全ての企業活動において、環境への負荷低減を心がけ、持続可能な社会の構築に向けて、主体的に行動します。

環境マネジメントシステム

社長を含めたオールサンメッセとしてのマネジメント体制を構築しています

サンメッセ環境宣言

基本方針

サンメッセ株式会社は創業の地大垣の「ハリヨが泳ぎ、ホタルが舞う水都」の美しい環境を次の世代に引き継ぐことが、かけがえのない地球(オンリーワンアース)を守ることにつながるとの認識に立って、当社に関わる全ての人々(利害関係者)と共に、印刷を核としたあらゆる事業活動を通じて、環境保全に努めます。

基本行動指針
  1. 循環型社会を目指し、省エネ、省資源、リサイクル活動を積極的に推進します。
  2. 有害な危険性のある物質には代替物質を探求し、事業活動において、確実かつ継続的に有害物質の削減に努め、可能となり次第その使用を中止します。
  3. 法と社会秩序を守り、業界の指針、お客様及び協力会社の環境保全にも積極的に協力し、進んで汚染の防止(予防)に努めます。
  4. 自らの業務を通して、内外に影響力を行使できる環境保全活動に対して積極的に活動を行います。
  5. 全ての拠点が、環境マネジメントシステムに適合します。
  6. 全従業員に環境保全の大切さを認識させ、積極的に環境保全を推進する社員を育てます。
  7. 地域社会との共生を大切にし、地域の皆さんに愛される開かれた企業を目指します。

2000年11月1日 制定
2017年4月5日 改訂
サンメッセ株式会社 代表取締役社長
田中 尚一郎

適用範囲

組織の単位、機能及び物理的境界
組織 住所 機能 物理的境界
本社工場
管理本部、購買本部、本社営業部(C&R部、営業開発第一部含む)、ソリューション企画推進部、生産管理部、品質保証室を含む
岐阜県大垣市久瀬川町7丁目5番地の1 営業、企画制作、購買、工場管理、外注、製造、材料及び機械購入 対象事業所の敷地境界内
中工場 岐阜県大垣市荒川町423 製造、材料及び機械購入、外注
西工場
フォト課を含む
岐阜県大垣市荒川町452
組織の活動、製品及びサービス
組織 対象事業 対象者
本社工場
管理本部、購買本部、本社営業部(C&R部、営業開発第一部含む)、ソリューション企画推進部、生産管理部、品質保証室を含む
営業及び管理業務、一般商業印刷物、出版印刷物の製造、及び関係する全ての付帯業務 当社で働くまたは当社のために働く社員、パート社員、アルバイト社員、嘱託、シルバー、派遣社員全て
中工場 一般商業印刷物、出版印刷物の製造、及び関係する全ての付帯業務
西工場
フォト課を含む
影響を及ぼすことができる側面の範囲
  • 本社:
    営業及び企画制作業務、外注管理、資材購買先管理
  • 本社工場・中工場・西工場:
    外注管理、材料・機械購入管理、メンテナンス管理、 運送管理、廃棄物及びリサイクル管理
  • 原材料の購入・搬入から製品の搬出及び副産物・余剰品の廃棄処理(リサイクルを含む)
  • ※副産物 … 産業廃棄物・有価発生物

環境推進体制

ISO14001マネジメントシステムの実質的な維持管理の実行部隊である「ISO実行委員会」と省エネを中心に環境保全の役割を担う「省エネ部会」が環境推進体制の中心です。

年2回行われるマネジメントレビュー(経営者による見直し会議)において問題などが社長に報告され、改善や是正のための指示を受ける体制としています。

省エネ部会

毎月1回会合が持たれているほか、メンバーによる現場パトロールを実施しています。部会は2003年に本社工場に設置され、その後、中・西工場のメンバーも加えて現在10名で運営しています。また事務局である品質保証室の環境推進担当が中心となり、特定事業者および第1種エネルギー管理指定工場として取り組みの実質的な決定機関の役割を担っています。

ISO実行委員会

製造本部、管理本部、購買本部の課長職、そして、各営業拠点の担当者、約40名のメンバーにて、四半期毎に「品質」「環境」「情報」「FSC」「エネルギー」マネジメントにおける経過報告、注意ポイント、各種審査の対応、今後の取組等々について、情報を共有し、全社での取り組みを展開しています。

内部環境監査

2017年度は、本社、中、西の3工場を中心に、前回内部監査の是正維持状況とリスクアセスメントの対応やエアコン等の点検状況の確認を監査方針に掲げ、内部監査を実施しました。その結果、ストロングポイント(良かった点)が6件、カテゴリーB(是正が必要な点)が6件、カテゴリーC(出来れば改善した方が良いと思われる点)が45件あり、直ちに是正、改善を進めました。

外部機関による審査

2017年8月1日〜2日、ISO14001:2015に基づいて定期/移行審査が行なわれました。総合所見では、ISO14001:2015への移行に向けて「環境マニュアル」は、2015年版対応への改訂が行われ、新たな要求事項が概ね記載されていました。しかし、一部記載漏れがあったため、引き続きマニュアルの整備の中で見直しが必要となりました。

仕組みについては、2015年版に対応した内部監査が実施され、臨時マネジメントレビューも開催されており、仕組みの構築については問題ありませんでした。また、環境目標は、「電気使用量原単位の向上」「焼却・埋め立てゴミの削減」「FSC森林認証紙受注件数アップ」「カーボンオフセット受注件数アップ」「地下水使用量の削減」等とし、「カーボンオフセット受注件数アップ」については苦戦をしていますが、それ以外のテーマについては、PDCAを廻し継続的改善を進めて概ね目標が達成されていると評価を受けました。

グッドポイントとしては、改善委員会が核となる提案制度に従い業務改善が活発に行われていること、「電力使用量削減」に関して、機械トラブルの防止策として予防保全の仕組みが構築されていること、作業効率を図るためにインライン化に着手し効果を挙げていることなどが評価されました。

ISO14001:2015定期/移行審査

2017年7月18日・19日、FSC®(森林認証制度)の審査が行われました。更新審査は、18日は外部委託先である福井県福井市で行われ、19日、事務局である当社の購買部ならびに本社工場と中工場で行われました。観察事項は不適合については、重大・軽微ともに該当ありませんでした。観察/確認事項は、本社以外の営業部内の教育が実施されていない等の指摘がありました。

環境教育

当社では、環境宣言及び中期計画・目標を達成するために、環境ISOの「教育・訓練規定」を定め、環境マネジメントシステムを有効かつ効果的に実施、維持していけるよう、各部門、各階層別で全社員に対し環境教育を実施しています。

環境コミュニケーション

「地域との共生・自然との共生」という視点から、自ら進んで行う社会奉仕活動として美化活動に取り組んでいます。年に2回行われる「オールサンメッセクリーン大作戦」をはじめ、大垣に拠点を置く企業の方々と地域の清掃活動を行う「小さな親切運動 大垣地区クリーン作戦」や「大垣市環境市民会議」の一員として地元の揖斐川堤防を中心とした「西濃地域河川クリーン作戦」、ボランティア委員会が主催する「スタンプラリー&クリーン作戦」を企画し、多くの社員が参加しています。

グリーン購入ネットワークに加入

2014年4月、環境事業のさらなるPRを目指し、「グリーン購入ネットワーク(GPN)」に加入しました。加入によってインキや用紙などの4つの準拠項目を満たす環境対応の印刷物に対して新たな環境ラベル「GPN印刷サービスマーク」の掲出が可能になりました。

GPN印刷サービスマーク
GPN印刷サービスマーク

LED蛍光灯、空調交換などの推進

当社工場では、新規照明設備に関して積極的に導入していく予定をしております。
西工場の一部で蛍光灯をLEDタイプに更新しており、中工場においては、従来の蛍光灯より消費電力が3割程度少ない「Hf(エイチエフ)蛍光灯」に更新し、環境負荷の低減と省エネに向けた対策を進めております。
2020年にR22冷媒ガスが全廃されるため、旧冷媒を使用する空調機器は、順次更新していく予定をしております。
また、平成27年度に改正フロン法によりフロンガスの自主点検及び定期点検 が義務づけられました。当社でも、法律に基づき四半期に一度の自主点検、毎年生産設備に関わる定期点検、3年に一度の空調設備の定期点検を実施しています。

冷暖房の設定温度管理

例年11月中旬から3月までの期間を「ウォームビズ」期間として、室温を「19℃」に設定することを推奨しています。
また、5月中旬から10月までの期間を「クールビズ」期間として、ノーネクタイ、ノー上着として室温を「28℃」を推奨して取り組んでいます。
いずれも、全体的な室温調整ではなく、各自の体感温度によって衣類で調整し、エネルギーを節約し地球温暖化防止のために二酸化炭素の排出量を抑制するための環境保全活動の一環として10年近くにわたって活動しております。

ノーマイカーデーの実施

CO2の排出量削減を目指し、ノーマイカーデーを実施しております。
通常自家用車通勤をしている社員が、公共交通機関の利用、自転車や徒歩、他の社員との乗り合わせなどにより、自家用車を使わず通勤する取り組みです。
2017年は、9/28(木)、10/12(木)、11/9(木)に実施し、参加車台数は182台、合計通勤削減キロ数は1,326km、CO2削減量は251.3kgCO2(前年比91%)となりました。

2017年度環境活動概要

省エネ、省資源、リサイクル活動を積極的に推進する
2017年度計画および目標 2017年度実績 評価
印刷用紙起因のCO2を対前年度目標比20%削減 営業本部が76,852.9kg、目標比167.5%と目標を達成出来ませんでした。製造本部は181,166.5kg、目標比299.9%で目標を達成出来ませんでした。営業本部、製造本部の印刷用紙の追加数が目標より増加していることが影響しています。 目標未達
電気使用量原単位
対前年比1%削減
本社工場、中工場、西工場の累計実績は、10,220kWh/千万円、対前年比100.1%でした。昨年に比べて電気使用量は減少したが、売上がそれ以上に減少したためです。 目標未達
電気需要平準化原単位
対前年比1%削減
本社工場、中工場、西工場の累計実績の合計は10,183kWh/千万円、対前年比102.2%でした。昨年に比べてエネルギー使用量と電気需要平準化時間帯の電気使用量の合計は減少したが、売上がそれ以上に減少したためです。 目標未達
都市ガス使用量原単位
対前年比1%削減
累計実績は、本社第一・第三工場で106m³/10万枚(対前年比100.2%)、第五工場で63m³/10万枚(対前年比103.8%)、本社工場全体で、93m³/10万枚(対前年比100.0%)でした。昨年に比べて都市ガス使用量は減少したが、用紙の枚数がそれ以上に減少したためです。 目標未達
焼却・埋め立てごみの削減(リサイクル率99.5%以上) 昨年に比べ0.1%リサイクル率が低下した。
2012年度実績98.0%
2013年度実績98.2%
2014年度実績99.2%
2015年度実績99.4%
2016年度実績99.6%
2017年度実績99.5%
目標達成
有害物質の削減
2017年度計画および目標 2017年度実績 評価
化学物質のリスクアセスメントの運用方法の確立 16件(7部署)のリスクアセスメントを実施しました。 目標達成
PRTR物質を含む製品追加0(ゼロ)件の達成 PRTR自動集計表を元に、各部署のPRTR物質を含む使用材料と取扱量を把握した。
PRTR物質の追加はありませんでした。
目標達成
法と秩序を守り、汚染防止に努める
2017年度計画および目標 2017年度実績 評価
クレーム0(ゼロ)件 今年度は、クレームはありませんでした。 目標達成
環境設備からの漏洩0(ゼロ)件 環境設備からの漏洩はありませんでした。 目標達成
業務用エアコン簡易点検の運用方法の確立 本社工場、中工場、西工場、各拠点において、エアコン、チラーの簡易点検を3ヶ月に1回実施しています。また、圧縮機7.5kw以上の空調設備は3年に1回、チラーは1年に1回の定期点検を実施しました。 目標達成
自社独自の環境保全活動の推進
2017年度計画および目標 2017年度実績 評価
グリーン購入の推進 制服・作業服、作業手袋、自動車については100%グリーン購入でした。文具類については、年間目標80%に対して75.3%と目標に届いていませんでした。 改善が見られたが目標未達
カーボンオフセット受注件数
前年実績比10%アップ
2017年度のカーボンオフセットの受注件数は14件、77t(昨年度17件、72t)で件数では昨年度の実績に及びませんでした。東日本大震災の被災地で創出された排出権を用いたものは、7件、61t(昨年度8件、55t)でした。グリーン電力購入量は2件、1,000kWh(昨年度1件、300kWh)でした。カーボンフットプリントは1件(昨年度1件)でした。 目標未達
FSC森林認証紙の受注件数
前年実績比10%アップ
FSC受注件数は392件(昨年度339件)となり、前年度を上回っています。また、環境関連製品の受注獲得にも力を入れています。
5年に1回の更新審査を受け、2017年10月16日に認証を更新しました。
FSC受注件数と購入量
2011年度 136件  351(t)
2012年度 162件  944(t)
2013年度 191件 1,003(t)
2014年度 199件  937(t)
2015年度 277件  863(t)
2016年度 339件  885(t)
2017年度 392件  819(t)
目標達成
環境マネジメントシステムの推進
2017年度計画および目標 2017年度実績 評価
定期審査と2015年版移行の複合審査を受ける 内部監査では、ストロングポイント6件、カテゴリーA0件、カテゴリーB6件、カテゴリーC45件となり、全て審査前に是正、改善を行いました。
定期・移行審査では、グッドポイント5件、カテゴリーB以上0件、カテゴリーC10件でした。カテゴリーCについては、是正と水平展開を実施しました。
目標達成
職場教育の完全実施
2017年度計画および目標 2017年度実績 評価
教育計画の実施率80%以上 教育訓練実施報告書の提出率は、73.4%となっています。 目標未達
清掃活動、ボランティア活動を通じて地域住民とのコミュニケーションの充実 年間2回の「オールサンメッセクリーン作戦」では、各拠点の敷地内だけでなく、地域の公共部分(道路等)も、活動範囲として取り組んでいます。また、年1回の小さな親切運動では、地域の企業と共に、大垣地域のクリーン活動に100人程度参加しています。毎年8月には、社員の家族と地域住民の方を対象とした工場見学を実施しています。一昨年重油漏洩事故で地域にご迷惑をお掛けし、お詫びの意味も含めて行った「大垣運河の清掃」を引継ぐ形で今年も10月に運河の清掃を行いました。11月には、ボランティア委員会主催にてスタンプラリー&クリーン作戦を地元大垣市にて行いました。 目標達成

サンメッセのScope3

サンメッセのScope3

※CO2量は温室効果ガス6種をCO2換算にしたものも含んでいます。

マテリアルフロー

マテリアルフロー

低炭素社会実現に向けた取り組み

積極的な情報開示で、環境先進企業を目指しています

省エネパトロール・啓蒙活動の実施

品質保証室が中心となり、毎月1回、各工場を巡回して省エネルギーの為の改善活動を継続的に行っています。2018年の6月には、月曜日の朝に早朝パトロールを実施。換気扇などが休業日にも稼働していたことが発見され、直ちに改善しました。(次回は2018年12月に実施する予定。)
また、7月にはプレス・ポストプレス向けに、漏電など電気関連の事故について学ぶ「電気設備安全教育」を実施。さらに、社内に省エネの啓蒙ポスターを掲出するなど、広く社員に省エネ意識を持ってもらうように取り組みを実施しています。その取り組みの一つとして、休憩時間をシフトすることでピークカット対策を実施しています。

エネルギー原単位(原油換算量/売上高)
エネルギー使用量推移グラフ
CO2排出原単位(CO2排出量/売上高)
CO2排出量推移グラフ

ゼロ・エミッションへの取り組み

さらなるリサイクル活動の推進により、ゼロ・エミッションを継続しています

ゼロ・エミッション(リサイクル率99%以上)を継続

当社のゼロ・エミッションの定義をリサイクル率99%以上として取り組みを進めています。
本社工場から排出される廃インキは、業者回収先で焼却時のサーマルリサイクル(熱回収)により蒸気タービン発電機を稼動させ電気を作っています。また、焼却残渣は、路盤材としてリサイクルされています。しかし、中工場と西工場の廃インキは、本社工場と回収先が異なり焼却処分となっています。総廃棄物量に対して約0.1%を占める為、今後回収先の検討を進めリサイクル率の向上に繋げたいと思います。また、焼却・埋め立て処分となっている廃プラスチック類も総廃棄物量に対して約0.1%を占めるため今後検討が必要です。
本社工場、中工場、西工場においては、月に一度、産業廃棄物置場の点検を実施し、問題箇所を指摘しています。最近では廃棄場所に迷う物があれば問い合わせがあり、社員の分別意識も向上しています。

化学物質の管理

適切な管理とともに、極力負荷をかけない取り組みを行っています

PRTRの数値管理

各部署で発注・購入している物品のなかには、生産方法、使用方法、廃棄の方法によって作業者の健康や、生態系に悪影響を及ぼす化学物質が含まれている場合があります。資材メーカーから材料を購入する際、PRTR 物質が含まれる場合は、SDS(安全データシート)に含まれている物質量を記入していますが、2011年度より社内の購買システムから自動でその集計ができるしくみが完成し、PRTR 物質の正確な把握ならびに開示に努めています。

また、PRTR 物質の使用量を極力少なくする取り組みも行っており、PRTR 物質が混入している材料があれば、入っていない材料をテストして、代替品に変えるようにしています。その他、有機溶剤作業規則に則って局所排気装置の設置、特殊健康診断の6ヶ月以内ごとの実施、有機溶剤作業主任者の選任、作業環境測定の実施なども行っています。

PRTR取扱量の推移