2017年度ESGトピックス ハリヨの棲める環境への
持続的取り組み

カーボンマネジメントの積極推進と
バリューチェーン全体での脱炭素化に向け、
さらなる挑戦を続けていきます。

ISO14001:2015への対応

当社では、2001年からISO14001による環境マネジメントシステム(EMS)を構築・運用しています。
2015年にISO14001規格が2004年版から2015年版に改訂され、それに対応すべく、環境マニュアルの改訂、内部環境監査の実施、臨時マネジメントレビューの開催と段階的に取り組みを進め、2017年8月には定期・移行審査を通過することができました。
審査では各部署の取り組みが評価され、5つのグッドポイントをいただきました。今後も社内の環境への意識がさらに高まるように取り組んでまいります。

品質保証室
品質保証室
審査風景
審査風景

VOICE

ISO 14001の環境保全活動から、サプライチェーンの気候変動対策

継続的な環境保全活動により、環境パフォーマンスを確保している中で、印刷業の最重要課題である温暖化対策に重点を置いています。
総エネルギー投入量は過去5年間でほぼ変化はありませんが、排出係数の少ないエネルギーへの転換を進めたことで、温室効果ガス排出量(SCOPE1,2)は減少しています。これを反映して、SCOPE1,2,3の合計も減少傾向ですが、2017年度はSCOPE3のカテゴリー1(用紙)が増えたために、2016年度に比べて増加しました。
SBT(企業版2℃目標)の活動にも参加しましたので、今後、サプライチェーンの気候変動対策をより一層推進していきます。

ソリューション
戦略推進部

中村 洋之
技術士
(環境部門)

ISO14001:2015移行に伴う主な取り組み

  1. リーダーシップとコミットメントを実践するために、新たに代表取締役社長による内部監査を実施して、トップに直接に情報提供するとともに指示を受けるようにしました。
  2. リスクと機会を洗い出しました。例えば、環境負荷の高い化学物質の利用はリスクとなるため、PRTR(化学物質排出移動量届出制度)対象物質の新たな使用がないように、購入材料を確認するとともに、製造現場での使用材料の一覧表管理を徹底しました。
  3. 文書化した情報の電子化を図っています。社内のイントラネットでの環境マニュアルの閲覧や各種提出書類の出力等を行っています。
  4. パフォーマンス評価を3カ月ごとに実施して、環境負荷の低減を見える化しています。
  5. 教育訓練により環境保全の力量を向上し、自覚による認識を促すため、年度はじめに環境教育実施方針を社内で共有し、部署ごとで環境改善の進捗調査をしました。
ISO14001:2015概念図
ISO14001:2015概念図

FSC森林認証紙の利用推進

大量に紙を消費する印刷会社の責任として、適切な管理がされた森林から作られた製品であることを証明する、FSC森林認証紙におけるCoC認証を2007年に取得。その利用を積極的に進めています。2017年度は目標304件に対し、実績346件で、目標比14%アップを達成しました。

当社の印刷物にもFSC森林認証紙を使用しています
当社の印刷物にもFSC森林認証紙を使用しています

SCOPE3の拡張による「組織のLCA」への取り組み

当社では、以前より企業活動で排出される二酸化炭素等の温室効果ガスを対象とするSCOPE3の算定に取り組んでまいりました。さらにその結果を拡張し、「組織のLCA」に展開するための研究に取り組んでいます。

※組織のLCA:環境影響を複合的な要素で統合評価をする手法

刷版リサイクルの推進による環境負荷低減

当社では2015年より、PLATE to PLATEの取り組みを行っています。PLATE to PLATEは、使用した刷版(アルミ製の版)をリサイクルして再度新品の刷版へと再生させるクローズドループリサイクルの仕組みです。これによりCO2、廃棄量ともに削減することができました。

印刷用刷版のリサイクルによる
温室効果ガス削減
564t-CO2e

印刷用刷版の
リサイクルシステム採用
78,660kg