企業基盤の強化社会

多様な人財の育成によって、

働き方改革への取り組み

当社では、仕事にやりがいを持ち、最高のパフォーマンスを発揮してこそお客さまに満足していただけるサービスをご提供できると考えており、そのために、社員一人ひとりが働きやすく、能力を最大限に発揮できる働きがいのある職場環境と、働き方改革に取り組んでいます。

当社は、有給休暇取得促進によって多様な人財の活用を推進、また業務改善を図るSKY活動において女性サークルを発足させ、女性目線の商品開発や職場環境の改善活動を行うなど、多様な人財がイキイキと働くことができる職場環境づくりに積極的に取り組んできたことが評価され、2019年2月18日、「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」に認定されました。
さらに、当社が2016年に策定した「係長、チーフ職に占める女性の割合を15%へ」とする行動計画(3カ年)では、最終年となる2018年度、目標を大きく上回って17.9%となりました。

※1.岐阜県では仕事と家庭の両立支援の取り組みのレベルアップを図るため、「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進企業」の登録企業の中で、特に優良な取り組みや独自の取り組みを行い、県が定める認定要件を満たす企業を「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」として認定しています。

ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の認定証

時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方として、育児、介護、傷病などにより、出勤および定時時間勤務が困難と認められる社員を対象に、1ヵ月に延べ4日まで利用できる在宅勤務※2制度の本格実施を目指し、2018年11月より5ヵ月間にわたって試験的に運用を実施し、乳幼児のいる社員2名がこれに挑戦しました。この実施結果を受けて課題抽出と整備を行い、2019年4月から本格的にスタートしました。現在、7名の社員がこの制度にエントリーしています。

※2.情報通信技術(ICT)などを活用し、自宅で仕事を行う柔軟な働き方のことです。

ダイバーシティの推進

当社では、異なる価値観・考え方を認め、多様な視点を持つことは企業の持続的成長にとって不可欠と考えており、人財の多様性(性別・年齢・障がいの有無・国籍など)を前提に、一人ひとりが能力を最大限に発揮できる労働環境の整備を進めるだけでなく、周囲が支える企業風土づくりを目指していきます。

2012年に設立した当社グループのサンメッセタイランド(株)では現在、日本人駐在員1名、タイ人スタッフ7名の計8名にて事業活動を行っています。タイにおいても日本と同じ品質の製品、サービスをお客さまにご提供するため、現地スタッフへ人財教育を行うとともに、勉強会・懇親会を通してスタッフ同士の交流や情報交換などコミュニケーションを活性化させ、心身共に充実して働ける職場づくりに取り組んでいます。また、文化の異なるスタッフから学ぶ点も多く、一人ひとりの「個」を尊重し、対話を重ねることでお互いに刺激し合い、共に新しい価値を創造していくことで人としての成長を目指しています。

人財育成への取り組み

当社では、社員のビジネススキル・能力の向上あってこそ、企業の発展があると考えており、そのための研修や資格取得など、キャリアプランに応じて選択希望する外部研修を受講できる体制をとっています。

食品表示検定(一般社団法人食品表示検定協会)が6月に行われ、当社から中級2名、初級4名が合格しました。これは「食品表示法」という法律に基づいた検定で、当社の“新たなる成長戦略”の一つであるパッケージ事業強化を目的に取得を推進しています。

VOICE

通勤時間の削減とライフ時間の有効活用

在宅勤務制度を利用してみて一番に思ったことは時間を有効に使えるということです。会社に出勤すると子どもの用事があっても数時間外出するということは難しく、半日もしくは1日有休を取ることになります。しかし在宅勤務であればトータルで規定の時間数働けばいいのでその日の予定に合わせてフレキシブルに仕事をすることができます。

IPS・パッケージ営業部
営業第二課 主任

髙木 雅代

地域社会との共生

 当社は、地域社会の一員として、地域とともに歩み、社会的課題の解決に貢献できる価値のある企業を目指しています。法人としての協力はもちろん、ビジネス上のスキルを展開するものから、社員一人ひとりが参加するものまで、大小様々な活動を展開。また、スポーツの力で地域をさらに活性化していくことにも力を入れています。

当社におけるプロボノの取り組みとして、大垣女子短期大学が実施する「専門的職業講話 デザイン編」に対し、毎年、当社のデザイナーを講師として派遣しています。デザインのプロを志す学生たちに、実際の制作事例などをもとに、お客さまとの打ち合わせから、企画、デザイン、校正チェックといった仕事の流れやポイントを説明し、将来に向けた実践的なレクチャーを行っています。

※専門的な知識やスキル、経験を活かし社会に貢献する活動

当社デザイナーが学生に講義

小学生を対象に、夏休みを利用して(公財)大垣市文化事業団が実施する「未来の博士を育てる科学教室」に対し、当社のシステム開発課の社員2名が参加し講師を務めました。テーマは「おもしろ印刷実験 パッチンLED」。実験を通して豆電球とLEDの違いや紙に電流が流れる仕組みについて学んでもらいました。小学生たちが進んで実験し自主的に発表する光景は、明るい日本の未来を予見させるものでした。

※パッチンLEDは当社が開発した教材です。

垂井野球少年団主催の野球教室に、当社野球部の坂柳監督以下14名の部員が参加し、参加者70名の指導に当たりました。キャッチボール、パートに分かれての守備の基本、バッティング練習の後、全員参加のベースランニング競争を行いました。終了後は保護者会お手製のうどんを団員たちと一緒にいただき交流。見学された不破郡少年野球連絡協議会理事長からは、「次回は不破郡全体に拡げて開催したい」とのお言葉をいただきました。

指導に当たる当社アスリート

サンメッセ夏祭り」では、知的障がい者施設「西美濃の里」の入所者の方々に、毎年ジュース販売の担当をお願いしています。販売価格はあえて90円とすることで、お釣りの受け渡しで買い手とふれあう機会が増えるようにしています。ジュースの仕入れ代金などは当社が負担し、売上金は「西美濃の里」に寄付しています。入所者の方には、お祭りのアトラクションも楽しんでいただいています。

サンメッセ夏祭りでの「西美濃の里」ジュース販売

VOICE

野球教室を開催して

地元の子どもたちの野球スキルの向上や、野球の楽しさを知ってもらいたいという思いで開催しています。当社の野球部員は地元に所縁のある選手が多く、仕事の営業先でもお客さまから「次の試合はいつあるの?」「今度の大会頑張って!」とお声をいただけると、地域の方から応援いただいている事を嬉しく感じます。また、野球教室で関わった子どもたちが野球を継続して、何年後かに入社して一緒に野球を出来る日がくる事を楽しみにしています。

営業開発部 岐阜営業開発課
サンメッセ野球部 監督

坂柳 宏樹